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  • 2019.02.05

クイーンズランドのフェロー マイケル・ポープさん来訪

  • -NF-JLEP Association事務局

オーストラリア、クイーンズランド大学のNF-JLEPプログラムのフェロー、Michael Pope(マイケル・ポープ)さんが、2018年12月にNF-JLEP Association事務局を来訪しました。マイケルさんは、オーストラリアの夏休みを利用して、日本語をブラッシュアップする目的で語学学校に通うため、来日しました。

マイケルさん(右から3番目)とNF-JLEP Association 事務局

マイケルさんは、クイーンズランド州北部の海沿いの町にあるカソリック系の中高一貫の女子校で日本語の先生をしています。大学時代に美術を専攻していたマイケルさんは、同校で美術、歴史、地理の授業も担当しています。日本語を含め、外国語の授業時間数があまり多くないオーストラリアでは、教師が複数の教科を掛け持ちすることは一般的だそうです。

オーストラリアの大学卒業後に博物館などで美術関係の仕事をした後に来日し、日本で英会話講師をしながら日本語を学びました。日本にいる間にオンラインコースで日本語教諭の資格を取得し、オーストラリアに帰国して以来、中学・高校で日本語の先生をしています。

日本語を耳から覚えたマイケルさんにとって、日本の語学学校で文法などを体系的に学ぶことはとても勉強になるそうです。また、授業に生かすため、日本人の先生の授業の仕方を観察して、できるだけ多くのことを学ぼうという意気込みです。週末を利用して、日本の友人と栃木県那須温泉郷に行く予定で、日本文化に改めて触れる時間も大切にしています。

マイケルさんのような勉強熱心な日本語教師が、日本を好きな生徒たちを育て、オーストラリアでの日本語教育を支えていることを実感しました。

10年生(日本の高校1年生相当)のクラスの様子

事務局では、NF-JLEP Associationプログラムを通じて、現場で頑張る先生たちを今後ますます応援していきたいと考えています。